こんにちは。はや太郎です。
今日は家賃の滞納についてお話していきます。
そして皆さん気になるところはタイトルにもあるように「家賃を滞納したらどうなるのか?」かと思います。今回の記事はそんな「家賃滞納」について、管理会社の実務的な話も含めて解説していきます。
\お金の管理はしっかりと!/
1.滞納したら即退去?
まず、家賃を滞納したからといって「すぐに家を出ていきなさい!」とはなりません。「強制退去」は法的な手続き(明け渡し訴訟)が必要となり、順序があります。
- まず初めに「賃貸借契約」を解除する必要があります。
本来お互いの合意がないと解除できませんので、いくら家賃を滞納していたからといって、いきなりすぐに契約解除とはなりません。
1.1.信頼関係崩壊の法理
- 契約は簡単に解除できるものではありません。お互いの合意もなく解除できるのは法律で定められた要件を満たす場合(法定解除)に限られます。
今回の「家賃滞納」のケースで貸主が法定解除を求める場合でいうと下記の二つの条件が必要と解釈されています。
ここまで来てしまうとお互いの信頼関係が破壊している状態といえるので、いよいよ法的な手続きがはじまります。
では「信頼関係が破壊している状態」になるまでの間にどのような対応がされているのでしょうか。
1.2.家賃滞納1か月目
中々支払いがされない場合は連帯保証人への請求(本来は最初から請求する事が出来ます)、緊急連絡先や勤め先への連絡をします。
たまに勤め先に電話すると非常にお怒りになる方がいます。。
「なんで会社にかけてくるんだよ!!迷惑だ!!」
「家賃を払わないからですよ(´・ω・`)」
1.3.家賃滞納2か月目
2か月分の家賃を滞納する方は非常に少ないです。この時点で「あ、なにかあったな」と思います。
- 管理会社としては滞納2か月目は黄色サインです。内容証明(通知書)を送ります。
内容証明の内容としては下記2つです。
・複数回の督促にも関わらず支払いがされていない事
・期限までに支払いがない場合は契約を解除する旨
いわゆる契約解除の予告通知書というやつですね。
管理会社としては明け渡し訴訟に入る一歩手前の状態との認識でいます。もし内容証明郵便が届いていたらさすがにまずい状況だと認識しましょう。
- それでも支払いをしない、連絡ないとなればいよいよ「信頼関係が破壊している状態」となり、次の段階(訴訟など)へ進みます。
次の段階の話は長くなってしまうので、別記事で解説しますね。
2.滞納する事のリスク
上記の説明をみると「お、じゃあ2か月の滞納まではセーフなんだ!」と勘違いされる方がいたら大変なので、滞納する事のリスクを話しておきます。
2.1.周囲の信用を失う
- 家賃を滞納しさらに連絡が取れないと、滞納者の周りへ連絡が行きます。職場や家族、保証人等。
職場にいきなりマンションの管理会社から連絡が来たら「あれこの人家賃払ってないの?」って同僚に思われてしまいますよね。
緊急連絡先に登録されている家族や友人も同様です。連帯保証人の場合は実際に家賃の請求までされるわけですからね。
たった1ヵ月分の家賃を滞納しただけでも人によっては大きなリスクとなります。
2.2.信用情報に傷がつく場合も
最近では部屋を借りるときに、連帯保証人ではなく、保証会社の加入が必須なケースが多いです。
保証会社へ加入している場合で家賃を滞納し、保証会社が代位弁済(本人に代わって家賃を払う)した際に、信用情報に影響が出る場合あります。
- いわゆるブラックリストというやつです。実際にローンを組めなくなったりするのかは定かではないですが、保証会社の審査が落ちたりとかの話はよく聞く話です。
3.あとがき
いかがだったでしょうか。
少しでも家賃滞納の怖さが伝わればうれしいです。
別記事で訴訟について書く予定なのでそっちの記事の方が怖さが伝わるかもしれませんね。
\合わせて読みたい/
関連記事 マンション共用部の使い方について
関連記事 火災保険の重要性について
それでは今回の記事はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。
サラリーマンはや太郎
\お金の管理はしっかりと!/
↓↓ここだおぉ(´・ω・`)↓↓
\#ブログもTwitterも相互フォローします!/